小椋・潮田 最後の試合~インタビュー表彰式
12月のチーム戦日本リーグでともにプレーする可能性は残るが、ダブルスのペアとしては、事実上最後の試合となった。
高校卒業の時、九州出身の潮田は地元企業への進路が内定していた。だが、三洋電機に入社が決まっていた小椋が毎日のように電話をかけ、潮田を口説き落とした。「一緒にダブルスを組んで五輪を目指そう」。それから9年間、家族以上に2人はともに生きた。
きずなは別れの時も深かった。この日、潮田から初めて「ペア解消」の経緯が告白された。「実は、オグッチ(小椋)に『違う子と組んでロンドン五輪を目指したい』と言われていた」。だから、北京五輪後の潮田は、現役続行か否か揺れていたのだ。2人の目から再び涙があふれた。
最後の試合の後に事実を公表しようと、事前に2人で決めていたのかもしれない。「決別」を告げた小椋からは言いにくいことだ。自らの口で明かしたのが、潮田の小椋への気遣い、ロンドン五輪へのエールに映った。